共役リノール酸というのは、サフラワーやヒマワリの種子から抽出して作られる油成分のことをいい、微量ではありますが、牛肉やチーズにも含まれているものです。

ちなみに、油の一種であるのにダイエットに効果があるとされていますが、油なので、脂肪の吸収を阻害するキトサンなどとは一緒にとらないように注意したいところです。

共役リノール酸は、脂肪細胞中の脂肪分解酵素を活性化するとともに、脂肪を熱に変える「ＵＣＰ」というたんぱく質を増やします。

また、脂肪分が脂肪細胞に取り込まれるのを防ぐ作用も持っており、内臓脂肪が気になる人に効きやすく、有酸素運動と併用すると効果的とされています。

共役リノール酸は、運動開始30分前にのむとよいとされていますが、運動しない場合は食事の15〜30分前にのむようにします。

1日の摂取量目安量は、1.7〜3.4％です。

キレートというのは、ミネラルの吸収率を上げるための処理方法のことをいいます。

具体的には、単体では吸収されにくいミネラルを、アミノ酸や有機酸に結合させて、吸収されやすい状態にします。

ちなみに、この「キレート」という名称はギリシャ語ですが、その結合状態がカニのハサミに似ていることから付けられました。

日本では、キレートしたミネラルをサプリメントに使用することは認められていません。なお、海外のサプリメントでは、キレートした成分を利用しているケースが多いです。

グリコール酸というのは、フルーツ酸（αヒドロキシ酸、ＡＨＡとも）の一種です。このグリコール酸は、皮膚に塗ると表面の角質層をはがすピーリング作用があり、ニキビ跡の治療や、角質層を整える化粧水などに使用されています。

□甘草