リンは、これまでに数多くの研究が行われていて、その効果と安全性は確認されています。具体的には、次のようなものが臨床試験によって報告されています。

■経口投与による有酸素運同時の最大酸素摂取量の増大
■腎臓結石（シュウ酸石）の予防効果

リンは、通常の食材に由来する成分なので、特に問題となる健康被害や副作用は知られていません。

ただし、カルシウムやカリウム、ナトリウムといったリン酸塩の種類によっては、過剰摂取が好ましくない病態もあります。また、一部の医薬品との相互作用を示唆するデータも知られています。

ちなみに、リンを含む原材料を使用したサプリメントを、目安量に従って利用する場合には、特に問題はありません。

ヒトが生きるためには酸素が必要ですが、呼吸で取り入れた酸素のうち1〜2％ほどが、活性酸素と呼ばれる化学的には不安定な分子になり、細胞や組織を障害することが明らかになっています。

この活性酸素は、ガンなど様々な生活習慣病から老化現象にいたるまで、体内で色々な障害をもたらします。

一方、ヒトの体には、活性酸素の害を中和する抗酸化のための防御機能が備わっています。この抗酸化力をもつ酵素の代表は、次のようなものです。

■スーパーオキサイド・ディスムターゼ（ＳＯＤ）
■カタラーゼ（ＣＡＴ）
■グルタチオン・ペルオキシダーゼ（ＧＰＸ）

□鉄